ライブ盤とスタジオ盤の甲乙がつけがたいバンド。それが私にとって好きなバンドの条件の1つと最近気づいたアラフォー主婦です。
私に初めてライブ盤の良さを感じさせてくれたのはQUEENで、映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開時期には公式YouTubeやテレビ番組(BSやAbemaなど)でライブ映像を楽しませてもらいました。一度見てしまったらやっぱり手元に置きたくなるもので、これまでいろいろな作品を購入してきましたが一番最近入手したのがBBCラジオでのセッション盤「On Air: The Complete BBC Radio Sessions(邦題 オン・エア~BBCセッションズ)」。これが楽しい一枚なんです!
ライナーノーツによると、BBCラジオの人気企画として新人バンドを局内のスタジオで演奏させその様子をオンエアしていたのが「BBCライブ」。DJのジョン・ピールは新人発掘に熱心だったそうで、ブレイク前のQUEENを育てたいという意味もあったのか3度も起用したとのことです。
セッションとは言いつつもスケジュールの都合でスタジオ盤やスタジオ盤に音を重ねたものがオンエアされる回もあったそうですが、おなじみの曲の異なるアレンジの音を聴くことができるので聴きごたえがあります。これ以前にもBBCライブ音源はリリースされていたようなのですが、全てまとめた完全版がこちらということですね。
特に注目は、「We Will Rock You」のファストバージョンのプロトタイプのようなものが聴けること。そして、「It’s Late」で後のライブで定番になるあのくだりはここから始まったんだ!とニヤニヤできることです。ライブであまり演奏していない曲、公式ライブ音源が残っていない曲もライブ気分が味わえたりします。ぜひ聴いて確かめてみてほしいです。
(ジョン作の「Spread Your Wings」は、私が持っている音源だとたいていフレディが歌詞を間違えてるのですがこちらは正しく歌っていてそれもうれしい)
The Beatles、THE WHOもBBCセッション盤があるのでそちらも余裕がある時に聴いてみたいです!今月はすでにCD買いすぎてるのでまた来月以降に。
余談ですが、ジャケットが非常~~~にシンプルなので、自分のiTunesでは別の画像(以前一部ずつリリースされていたBBC音源CDのジャケット)に差し替えています。これだと二枚組のディスクの見わけも付きやすいです。初期のゴージャスな雰囲気が良く出ている写真ですよね!