現在NHKで再放送中の「坂の上の雲」、放送当時熱中していたことを思い出し懐かしく観なおしています。青年時代の放送回、軍艦を初めて見た秋山真之が新聞を買ってきて兄の好古にその興奮を伝えようとすると「自分の意見も持たないうちから新聞なんぞ読むな」と破かれてしまうシーンが!好古はストイックな性格で身辺を単純明快にせよという信条を貫いているため弟にもそれを教えたという象徴的なシーンなのですがドラマを観ている私までぎくりとしました。なぜなら、私は音楽を聴く前にディスクガイド的なネット記事や書籍で制作背景やレビューを読んでしまうことが多々あるから…です。

そういった情報収集で聴く前にミュージシャンに抱くイメージや期待感が変化してしまうことがあるのは確かです。しかし、いろんな音楽を聴いてみたい気持ちに対して年代も国も何もかも広く深い世界が広がりすぎているので多少ガイド役を求めてしまうのは仕方ないかなと割り切ることにしました(時間もお金も限られているので余計に)。名盤!と言われているクラシックなものから聴いてもいいし、好きなバンドの先輩後輩ライバルなどのつながりから辿ってみたり、朝日順子さんの著書「ルート66を聴く」を読んだときのように国や地域ごとのエピソードから興味を持った曲を聴いてみたり、いろいろな方向から長く楽しんでいこうと思います。
秋山好古に倣うならば、先日ブログに投稿したような「バンドにとっての異色作・問題作」的なものを避けずにあえて聴いてみるとか、自分に合わないだけでどのバンドが劣っているというような勝手な評価をしないようにするという感じでしょうか(?)。