ついにoasis再結成ツアーがウェールズのカーディフから開幕しましたね。
日本時間2025年7月5日土曜の早朝、ネットを駆使して現地の空気を味わうべく早起きした方も多いのではないでしょうか。私も5:30から起き出してYouTubeやXで情報をかき集め、細切れにではありますが記念すべき「歴史の一場面」を観ることができました。
兄弟二人が同じ舞台に立っているという事実だけで胸がいっぱいになるのに入場時リアムがノエルの手を掴んで掲げている!!コーラスが!ギターソロが!「What For!!」などなど、曲ごとに感情を揺さぶられる場面だらけで観終わるまで何度も涙腺が刺激されました…。最初から最後までリアムの声はパワフル、エモーショナル、再びバンドとして歌うことの喜びに満ちていましたし、ノエルのギターソロと兄弟で響き合うコーラス、ジョーイ・ワロンカー(今回の参加まで名前を知らなかったのですがリアムとジョン・スクワイアのコラボ作品で演奏しているのですね)の馴染み具合と力強いドラミング。ボーンヘッドがゲムとアンディと共に並び立っているという不思議さ…脱退や解散以降も個々のミュージシャンとして交流してきた面々だからこそ、oasisとして再集結した時こんなにも一体感のあるライブができたんでしょうね。何よりそれぞれの演奏スタイルが全員今一番カッコいい!!ライブ映像を観るだけで、何もかもをぶっ飛ばす説得力がありました。リスナー歴は短い私ですが、BEADY EYEもソロ作品もライブ盤も映像も体験してから再結成ライブを観ることができて良かったと思っています。

ツアー初日からさかのぼること2日、私は紀伊國屋書店新宿店で行われたトークショーに参加していました。先月末に発売されたばかりの書籍「スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー」(光文社 oasis著)の翻訳をご担当された作家・川﨑大助さんによるもので、「成功の法則と兄弟仁義」的テーマで興味深いお話が聞けました。翻訳された書籍の内容に対して、80~90年代の日本とUKロックシーンの空気をご自身で実際に体験された上での考察として印象的なエピソードを語っていらっしゃいました。後日配信があるかもしれませんので、その際またブログで投稿しようと思います。
この本は以前このブログに感想を投稿した映画「スーパーソニック」の基になった、oasis関係者への膨大なインタビューをノーカットで収録したものです。そのためかなり直接的で生々しい証言が収録されていて、兄弟の確執の小さな火種やバンドが沸点に達していく様子を見つめる周囲の人々の様子が臨場感たっぷりに編まれています。この本を少しずつ読みながら再結成ツアーをネットで追いかけていくとさらに味わい深いものになること間違いなしです!
さらに、1994年のデビュー前後のoasisを追いかけたフォトグラファー、ケヴィン・カミンズによる未公開作品多数の写真集も先月発売されたばかり。こちらもとてもエネルギッシュな写真がいっぱいで、初期作品に現れている若さの衝動がぎゅっと凝縮されています。あの「brother」ロゴのユニフォーム写真のアウトテイクもたくさん収録されています!勢いで突っ走るぜ、という写真の中にふとした瞬間現れるリアムの無防備な表情や、自分を守るかのように硬い表情だったノエルが徐々に変化していく様子からつい目が離せなくなります。


この一週間はYouTubeでライブを観て、本を開き、外出時はライブのプレイリストやBBC RadioXのoasisチャンネルを聴き、とかなり濃厚にoasis漬けで過ごしました。毎日XやInstagramのタイムラインにも情報が溢れていて、追いきれないほどでうれしい悲鳴です。しばらく冬までこれが楽しめるなんて幸せですね!明日(日本時間)はマンチェスター凱旋ライブ。そして明日は機材解放席の抽選もありますので、次こそチケットを手にできるようにチャレンジします!

公式音源ですよ!信じられますか?

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