いよいよちゃんと秋が来たと胸をはって言える季節になりました。芸術の秋ですね。
夏が暑すぎてもはや災害レベルだったため、音楽フェスを真夏に開催するのをもうやめようという動きもあるようですがそれも仕方ないですね。10月なのにまだ半袖の出番があるくらいですから。

音楽を聴くのが好きでも、とにかく英語力がないのが悩みの私。知っている単語だけは聞き取れるのでそこだけ朗々と家事をしながら歌い上げたりして自己満足しています。
それでもQUEENの曲が歌えるようになりたくて、「Don’t Stop Me Now」や「Spread Your Wings」などは歌詞を見ながら何度も練習しました。そして、「Bohemian Rhapsody」は歌う練習もしましたが、解説サイトや特集番組でその難解と言われる歌詞を何度も目にしてきました。
ライブでは省略されていることが多いですが有名な歌い出しがこちらです。

Is this the real life- Is this just fantasy-
Caught in a landslide- No escape from reality-

この歌詞で初めて”Landslide”という単語を知ったので、とても印象に残りました。
最近いろいろな曲を聴くようになってなんだかこの単語がたびたび聞こえてくるようになり、調べてみたところけっこう(自分が知らなくても)有名な曲が多かったです。
今回はこの単語にかかわる音楽を調べてみました。


Someday you will find me caught beneath the landslide


Life becoming a landslide Ice freezing nature dead
Life becoming a landslide I don’t wanna be a man


He took my heart, it was landslide
You know it was a landslide
(中略)
My needs won’t be denied
It was a landslide


And if you see my reflection in the snow covered hills
Well,the landslide will bring it down
Oh,the landslide will bring it down


調べてみたところ、他にもAC/DCOh WonderBeirutくるり等がタイトルや歌詞にLandslideを用いていました(初めて知るミュージシャン、初めて聴く曲だらけ)。UKのミュージシャン率が高いですね(絶対もっとたくさんありそうなのであくまで偶然だと思いますが)。
Landslideは直訳すると地すべりのことです。ネット情報によるとグリーンランド(気候変動で氷河が溶けた影響だそう)、ノルウェー、アジア各地など世界中で地すべりは起こっているようです。もうすこし突っ込んで調べてみると、音楽産業がさかんなロサンゼルス、サンフランシスコ西海岸方面は意外にも日本と似た特徴を持つ地質で、アメリカの中では地震が多い地域だとのこと。
あくまで私調べですが、グレートブリテン島は世界の中で比較的自然災害が少ないらしいので、もしかすると、60年代あたりに音楽関係者の交流の中で災害についての情報が交換されて歌詞のひとつのインスピレーションとして使われるようになったのかもしれません。そしてそれが90年代にも続いていた…とか(勝手な推測です)。

実際の災害がもたらす被害のように、Landslideは歌詞の中では不安な気持ちや戸惑いやどうしようもない絶望感、無力感といったものの象徴として登場しています。
災害ですから人や建造物、インフラが大きな被害を受けるわけです。しかしただの現象として映像を見た時、自然の圧倒的な力にただ魅入られてしまうような感覚もあり、アーティストであれば歌詞に表現の1つとして使いたくなるのかなとも思いました。

今回は”Landslide”について調べましたがOasisの歌詞に”Need more time”という表現が多いこともめちゃくちゃ気になっているので、なにかこれは!という事実を知れたらブログに書いてみたいです。

10月も後半に入り、防災の日が過ぎてしばらく経ちました。災害の多い日本では一年を通して完全に安心できる季節はないとこの10数年で痛感しています。曲は曲、で味わいつつ日々の備えもしておきたいところですね。

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