地方出身、1985年生まれの私。小学生の頃初めて聴いたロックは当時既に解散していたUNICORN(年上のきょうだいの影響)。ブレイクし始めたTHE YELLOW MONKEYを知るのも同じくらいの頃です。その後は当時のランキングを参考にCDを集めたりして主に邦楽ロックを楽しんでいました。スピッツやウルフルズ、小沢健二が特に好きでした。きょうだいや友人とCDの貸し借りをしながらJ-POP、70〜80年代の歌謡曲も聴いていました。UNICORNはこの頃から現在に至るまでずっと聴いていて自分にとっての定番といった感じです。

10代半ばの頃、よく分からないながらもCDショップをうろつくことが楽しかった頃、ジャケ&推薦文(元THEE MICHELLE GUN ELEPHANT・ウエノコウジさんによる)に惹かれて買ったのがTHE WHOの「アルティメット・コレクション」。しかし当時の自分は馴染みのない英語の曲にあまりハマれず、音のかっこよさは感じ取りながらも結局は聴きやすい邦楽ロック・ポップばかり聴くことが多かったように思います。

数年のブランクを経て「洋楽」を聴いたのは成人してから。岡崎京子の有名な漫画のタイトルとして使われていた曲「へルタースケルター」を聴いてみたくなり、The Beatlesの通称「ホワイト・アルバム」を購入。そのなんとも乾いたハードな音があまりにクールで打ちのめされました。昔からファンだという友人が聴かせてくれた「Revolver」も凄かった。私は英語の教科書に載っていたマッシュルームカットの彼らのイメージしか知らなかったので、その楽曲の幅広さにとにかく驚きました。

その後、就職先の先輩にMIKAやレディオヘッド、レッチリ、ダフトパンクを教わったりして少しずつ聴く曲が増えていきましたが、ものすごく好き!どハマり!というところまではいきませんでした。楽器の音自体を楽しむより"歌"を聴くという感覚が強かったのかなと思います。カラオケも好きなので、懐メロ歌謡曲コンピレーションCDや松本隆トリビュートアルバムなんかもよく聴いていました。耳心地の良いキリンジ等のポップスもかなりヘビーローテーションの上位でした。

2009年のUNICORN再結成時は驚きと喜びで混乱したのを覚えています。資金がなくてライブには行けませんでしたが本当に嬉しく、リアルタイムで彼らを見られることが不思議な感覚でした。(後になって「蘇る勤労」のライブ映像をBSの番組で見ることができました)再結成後のアルバムも楽しいし好きなのですが、なんだかんだ「ケダモノの嵐」が一番好きかもしれません。

そして2018年、映画「ボヘミアン・ラプソディ」との出会いが訪れます。それまでQUEENの楽曲をほとんど聴いたことがなかったのに、なぜかこれは絶対に観なくてはいけない映画だという直感に突き動かされて鑑賞してからというものすっかりファンに。音源から映像作品、ムック本などを集めついに2024年QALのライブを鑑賞するなどコツコツとファン活動中。一番好きになったのはジョン・ディーコン氏で、彼をきっかけに楽曲を支えるベースとドラムの音に興味がわきました。

QUEENから派生的に興味が再燃したのがTHE WHOとTHE YELLOW MONKEYです。この数年で、我が家のヘッドホンやスピーカーなど音楽を聴く環境が飛躍的に良くなったことも音楽鑑賞の楽しさに拍車をかけ、「しばらく聴いてなかったこのバンド聴いてみよう」という流れが生まれやすかったのです。

まずはTHE WHO。ロジャー・ダルトリーがフレディ追悼コンサートに登場したり、QUEEN関連本にTHE WHOの名前が登場したりしていたので改めて聴き直したいなぁと思い、手持ちのアルバム→YouTubeでライブ映像鑑賞ときて見事に沼へと…。現在オリジナルアルバムをコツコツと収集中。全員キャラクターが濃くて何を見ても聴いても楽しすぎます。「Getting in tune」を毎日1回は聴きたいくらい好きです。

そしてTHE YELLOW MONKEY。2019年頃たまたまスペースシャワーTVで放送されていた3時間ほどのMV特集番組を見て、ドキュメンタリーを見たかのような濃厚さにノックアウトされました。さらに長年のファンの方にはきっと常識であっただろうヒーセさんエマさんのクイーン好きを数年前にテレビ番組にて知り、今改めて聴いたらめちゃくちゃファンになるという予感がしました。案の定1枚目のアルバムを聴き直してさらにMV&ライブ映像鑑賞で沼堕ち。持っていないアルバムを買い足し、最新アルバム「SparkleX」もヘビーローテーション中。冬に行われるライブを心待ちにしています。

洋楽を聴いても分からない~と敬遠する気持ちはQUEENのおかげですっかりぶっ飛びました。さらにs昨年度のNHK-FM「ディスカバー・ビートルズ」が楽しすぎた影響でThe Beatlesのアルバム収集も再開。レッチリも少しずつ収集を始めました。現在は洋楽邦楽関係なくネットやラジオから情報を得てはあのバンドも聴いてみたい、これも見てみたいと興味は尽きず楽しくも金銭的には悩ましい音楽鑑賞ライフを送っています。

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