前回に続き2025年1月4日、5日に行われた音楽フェスrocking’on sonicの感想です。
こちらは私が参加した二日目のみ、DIGITALISM以外の7バンドの初心者目線記録です。ご興味のある方はお付き合いください。(フェス全体の感想はこちら)
GALAXY STAGE | COSMO STAGE |
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⓪開演前 | ①MONOBLOC |
②THE JESUS AND MARY CHAIN | (DIGITALISM) |
③MANIC STREET PREACHERS | ④THE LEMON TWIGS |
⑤DEATH CAB FOR CUTIE | ⑥CIGARETTES AFTER SEX |
⑦WEEZER | おわりに |
ステージ写真はXのロキソニ公式投稿を埋め込みしていますが最後に私が撮影した写真も載せておきます。
⓪開演前
12時過ぎ、入場からグッズ購入(ManicsのTシャツを購入!3種のうち2種はすでに売り切れ)の長い列を耐え、あまり時間がないのでブースをちらっと見てCOSMO STAGEへ。
開演時間が近づきどんどん人が集まり出すとSmashing Pumpkinsの「Tonight,Tonight」が流れ会場が一気に熱くなり、rocking’on山崎さんがご登場。開会のご挨拶です(終了後Xの投稿では、次回のSmashing Pumpkinsの出演を暗示しているのでは?という予想まで飛び出していました)。
前日の熱狂ぶりに触れながら、概ね好評ながら休憩と食事をとる時間がない!という苦情が出ているらしいというお話も。袖ではMONOBLOCがワクワクして出番を待っている、と聞いてこちらも一緒にワクワクしてました。
ついにスタートです!
①MONOBLOC
2023年アメリカニューヨークで結成された5人組バンド(RollingStone誌の記事より)。
オープニングアクトにふさわしいパワフルなパフォーマンスでした。
ツインギターの男女コンビが奏でる音が美しくボーカルは揺らぎながら呟きと読経と叫びを行ったり来たりするような感じの声。マイクの扱いがかっこよかったです。Xの投稿を見ると「〇〇っぽい」と90~00年代UKバンドをいくつか挙げる人が多かったような印象ですが私は初心者ゆえに「言わればUKぽいかも?」くらいの感じでした。
終演後慌てて後片付けをする様子だけが新人っぽく、演奏は若いのに色気もあって(特にギターのニーナ・リューダースのソロ!)堂々としてました。セットリストを前列の方に渡したり、ハイタッチしに来たりファンサービスも(したかったけどちょっと後ろだった)。
ブログに書くゆとりがなかったけどギリギリ駆け込み予習して良かったです。
セットリスト.fmというサイトから今回データを埋め込みさせてもらってるんですがこのバンドのは実際のと結構違うのでXで見た写真から補足しておきます。
(他のバンドも順次修正していこうと思います)
- Where is my garden
- Pochinki
- I’m just trying to love you
- Line of feeling
- Underground
- New Order
- Take me
- Everything
- Irish goodbye
②THE JESUS AND MARY CHAIN
満足するまで①を観てから移動したところほぼ肉眼では何も見えない位置にしか行けずビジョンと音だけを楽しむことに。それでもお腹にドシドシ響いてくる轟音にはテンションが上がりました。
予習しておいた「Just Like Honey」も聴けました!GALAXY STAGEは照明の演出が派手で、光と音に包まれる感覚がなんとも言えない気持ち良さ。前列に行けたらどんなに楽しいだろうと思ってしまいました。
↓今回諦めたDIGITALISMはいつか観られたらなと思います。Xの感想を観ていると絶賛する声多数でしたね。
③MANIC STREET PREACHERS
今回一番楽しみにしていたManics。どうしても肉眼で三人を観たくてDIGITALISMを諦めて待機することに。②終演後急いでお手洗いに行って戻るともうかなりの人がステージ前を確保していました。ウェールズ国旗を巻いた方や10年前のツアーTを着た方などもいてファンの多さが伺えました。
開始早々、頭が弾け飛ぶような熱演!床がぐわんぐわん揺れるのを感じながら周りの方と一緒に飛び跳ね歌いました。ジェームスの歌声とギターソロが目の前で体験できて本当に感激です。ジェームスとニッキーのジャンプとキックも堪能できました。ショーンだけ少し見えにくかったですが、力強いプレイが終始ダイレクトに伝わってきました。
セットリストの中では新曲「Decline&Fall」聴けて嬉しかったですね。「Little Baby Nothing」「Your Love Alone~」のひとりバージョンもまたよかったです。とにかくずっとジェームスの声量とその美しさに驚かされっぱなしでした。「Motorcycle~」の大合唱に参加できたことがとにかく嬉しい思い出となりました。ラスト「If You Tolerate~」にうっとりしていたら終演まであっという間でした。今度来日してくれるのはいつになるのでしょうか。待ってます。
余談ですがMCで聞き取れたのはF××in と Tokyoくらいだったので何を語っていたか分かるくらいになりたいものです。
④The Lemon Twigs
これは本当にハッピーで楽しいライブでした。開始にはもちろん間に合わず、後列で観るしかないかと思っていたら意外とステージ近くで観られたので余計に良かったです。予習のために少し聴いたところ、60~70年代UKロック(アメリカのバンドだけど)のような美しいハーモニーと懐かしいような新しいようなリズムがたまらなく好きになる予感しかありませんでした。目の前で観たら、次々担当楽器が変わったりマイクを分け合って歌ったり、ピート・タウンゼント再来のような高いジャンプなど音でも見た目でも観客を楽しませようというパフォーマンスに魅了されました。
よく見たらドラムのレザ・マティンはI♥TOKYOタンクトップ着てるし、終盤は「悲しき街角」のカバーも披露したりして、サービス精神旺盛な彼らでした。
メンバーは兄弟2人で他2人はツアーメンバーみたいですが、和気あいあいと終始4人での演奏を楽しんでいる様子はこちらまで楽しくなりました。大阪と東京で立て続けに単独ライブが控えていたようで行けた方が羨ましいです!
⑤DEATH CAB FOR CUTIE
急ぎ④終演後向かったものの、まったく良い位置で観られず…必死で伸ばし続けた首の疲労もあり残り1/3くらいで離脱しました。
しかし、予習として聴いていた曲も未聴の曲もどれもあの大きなステージで演じられるのにふさわしいスケール感だったように感じました。
特に新年にふさわしい「The New Year」が大音量であの場所で聴けたのがなんだかとても嬉しかったです。改めて2024年から2025年へと年を越したぞという儀式でしたね。まろやかな歌声と、少しくせのあるリズムが存分に味わえて居心地の良い空間でした。
ボーカルのベン・ギバートがステージの左右に移動し、観客に語り掛けるように歌う様子が印象に残りました。
⑥CIGARETTES AFTER SEX
このフェス上一番黄色い歓声を聞いたバンド!客層もちょっとラグジュアリーな服装の女性など、これまでとは違う雰囲気。Xで検索したところロキソニ後にすぐ韓国でライブだったようですし近隣から日本に渡って観に来ていた東アジア圏のお客さんも多かったのかもしれません。
3人のみのステージはシンプルながらに音の厚み、豊かさのようなものを感じるライブでした。耳と横隔膜?腹膜?を音楽でマッサージされているようでしたね。ところどころ気持ちいいと悪いのギリギリのような曲の展開が、スローテンポなのにスリリングでした。気分よく聴いていたのですがここまで休憩が少なすぎてちょっとへばってきたので途中離脱、座って水分補給タイムとしました。休憩スペースでも音を聴くことができてよかったです。
⑦Weezer
いよいよ大トリ!惑星「ブルー・プラネット」を目指す宇宙旅行というシナリオの映像が流れ、4人がおしゃべりしたりリヴァースの日本語トークもあり、衣装替え&惑星上陸の演出ありで盛りだくさんでした。「Island in The Sun」、日本の女の子が登場する「Across The Sea」は特によく聴いていたので嬉しかったです。このフェスもブルー・アルバム記念ツアーの中に組み込まれていたライブだったので後半は怒涛の1stアルバム再現でした。長年のファンの方にはとくにたまらない構成だったのでは?聴き始めて日が浅い私でも、ラスト「Only In Dreams」ベースラインには感情が揺さぶられました。
おわりに
さて、だいぶ長くなってしまいましたが一応これでロキソニの振り返り記録を終わります。
他の方のリポートを見ていると4日も本当に楽しそうで、できることなら両日参加したかったです!
参加する前は初心者すぎるとか体力が保つかとか不安でいっぱいでしたが、こんな私でもなんとかなりました!映画やイベント、ライブの感想を記録する習慣がついたことでより音楽への興味が湧いたので、このブログを始めたおかげでフェス参加の意欲につながったような気もします。今年は去年よりも身軽にいろいろとライブやフェスに参加できるような気がしています。
私が撮影した写真(ステージ写真は全然撮れてませんが一応)↓