MTV番組でロックのお勉強。

最近チェックしたロック関係の番組の感想をダ ラダラメモしておきます。今回は、超有名なの にほとんど自分から聴いた経験のない2つのバンドの番組です。

「Nirvana Unplugged (1993)」

MTVの特別番組で、アンプをあまり使わず演奏するライブシリーズらしい。激しいパフォーマンスで会場を沸かせる、みたいな場面がないかわりにしっとりした雰囲気でハーモニーやアコースティックな演奏をじっくり聴かせるのが売りのライブという感じ。日本の音楽番組みた いにハガキで抽選とかしたのかな? 会場のセットは祭壇のようにお花と蝋燭で飾られ、終始口 ートーン。演奏はメンバーがアコーディオンを演奏する場面があったり、親しいらしいチェロ奏者やギタリストが加わったりするのが楽しく、客席との距離も近くプライベート感のある雰囲気。番組の最後に通常のライブの様子も2曲入っていて、違いを楽しめた。3人だけであの迫力の演奏！！

10代の頃Nirvanaを聴いてみたけどハマりきれなかった苦い経験があるので、見てみる前は少し構えていたけどまったく素直に彼らの奏でる音の気持ちよさを体験できた。

「Oasis　ネブワース1996（2021）」

本人たちが1996年のライブを振り返るインタビューとファンが語る当時の思い出をドキュメンタリー仕立てにしたもの+実際のライブ映像。初めてちゃんと彼らの演奏を見聞きしたアラフォーが抱いた一番の感想は「これみんなかっこよくて好きで真似したんだろうな!」てこと。服装の雰囲気、気だるげな歌い方や振る舞い、曲調、自分がどっぷり浸ってた 90~00年代の邦楽ロックが思い出されてめちゃくちゃ影響を与えたんだろうなと。終盤、「I Am The Walrus」が演奏されてびっくり。そういえば歌い方やビジュアルがギャラガー兄弟はジョンとポールに似ている。あ、一番印象に残ったのは会場となる広大な敷地を貸してくれてる貴族のおじ さまの心の広さ。騒音、渋滞、酩酊状態なやばい人間いっぱい、ゴミとトイレ問題、などなどを画面で見るだけでうんざりしたので…

DVD・ブルーレイ発売時の記事

「インターネット誕生前、ライヴが携帯に侵食される以前の最後の、盛大な人々の集会」とノエル・ギャラガーが語った通り、オーディエンスがスマホの画面越しに観ることのなかった最後の時代に行なわれたこのライヴ

…もう時代を戻すことはできないけど、全力全身でライブだけを楽しむってこういう感じだったのか、という寂しいような羨ましいような気持ちも湧いた。

私の大好きなQUEENにとってもネブワースとい えば、オリジナルメンバーでのツアーにおいてラスト公演となった重要な会場。数々の大物アーティストがライブで伝説を作った場所、いつかこの目で実際に見てみたい!!

超有名なのに自分が試聴していないアーティストはまだいっぱいいるので、今後MTVやYouTubeなどを利用して学んでいこうと思います。