先日Manic Street Preachersの公式Xアカウントから新曲とアルバム&UKツアー予告がありました!
アルバムの発売は来年2025年1月31日。1月初旬のロッキンソニックは日本をツアーで回る代わりの出演という感じでしょうか?
先月先に発表されていた「Decline&Fall」は、切なさや苦しみを抱えて過去のように若く美しく無鉄砲でいられなくてもとにかく人生走りぬこうぜ!と並走してくれるような、疾走感に満ちた曲(MVはウェールズの風景なのかな?)。
続いて発表された「Hiding in Plain Sight」はベースのニッキー・ワイアーがボーカルをとり(シングルとしては初だそう)、Lana McDonaghとのデュエット曲になっています。彼の声質もあいまってとても切ない曲です。(Lanaさんの名前はYouTubeのコメント欄からやっと調べました!Lamaと誤字をタイプされていたので誤情報かと思いました笑)
昔の記憶が自分自身や目にする風景の中に痕跡を残して、時に枷になったりお守りのようになったりして苦笑いするひとりの人間…というような情景が浮かびました。アコースティックギターを手にしたニッキーの声とLanaさんの声が響き合ってさらにギターが絡み、聴く人の心の古傷を撫でていくような曲だと感じました。
BBCの番組で生演奏を披露した映像もBBC公式アカウントにてアップされました。
今回の告知で、彼らの来日がさらに楽しみになって本当にワクワクしています。Xのタイムラインを見ていても、世界各国で彼らが愛されていることが伺えて勝手にファンの方を仲間~~!!と呼びたくなってます。
90年代初期のアーティスト写真と見比べると、やわらかい表情でフォルムも明らかにまるーくなっている3人(ショーンはおヒゲの影響もあってか変化がすごい)。でもステージ上では2024年の今さらに熱のこもったパフォーマンスを繰り広げています。リッチー・エドワーズの不在は彼らと常にともにあるのでしょうが、そのエピソードを知らない新規リスナーにもその楽曲のパワーで衝撃を与え続けるバンドであってほしいです。まさに私が打ちのめされたように。
一日にアルバムを何枚も聴いていると、自分のコンディションによっては切なさで苦しくなってしまう時すらある彼らの楽曲ですが本当にそれだけの熱量がこもっています。聴き始めて日は浅いですが出会えてよかったなあとたびたび思うバンドです。