音楽に詳しくなりたい!と決めてから、本やラジオやYouTubeで音楽に関する知識に触れてはいちいち驚いている日々を過ごしています。
最近気になったのは「ドイツはロック音楽にとってどんな位置づけなのか」ということです。
音楽好きな方には常識かと思いますが、ロック履修中の主婦の自由研究ということで記録しています。

まず、The Beatlesはドイツのハンブルクでライブハウス修行をしていたと最近知り、なぜドイツ?と疑問に思いました。さらに、QUEENもミュンヘンでレコーディングしている時期があります。先週はラジオでかかったメタルバンドが気になって調べたらHelloweenというハンブルク出身のバンドでした。先日のフジロックフェスティバルで話題になっていたKraftwerkも、ジャケットとステージ写真しか見たことがないけどドイツのバンドだよな…と考えはじめたら、ドイツの存在が気になってしまいました。そもそも英米ばかりがロックの中心という認識がかなり偏っていることなのですが、それにすらこれまで気づかずにいました。

英米によってもたらされた文化や音楽に安易に染まることを良しとしなかったクラウトロック(ジャーマン・ロック)の一グループであった彼らは、戦後育ちのドイツ人としての自覚を強く持っており

クラフトワーク – Wikipedia

上記のような記述から、The Beatlesの修行時代とは少しずれるものの音楽を含む文化芸術で独自のものを作ろうという若者の勢いがあったということがうかがえます。クラウトロックには、英DJのジョン・ピールも高い関心を持っていてそれがニューウェイブにも影響したりしているようです(上記Wikipedia参考にしました)。メタルではジャーマンメタルというものが確立していて、80年代の楽曲ではドイツが誇るクラシック音楽のエッセンスが入っているとのこと!!
The Beatlesに話を戻すと、ハンブルクも彼らの出身地リバプールと同じ港町で、そうとう大きな歓楽街を有しているようです。船で最新情報が届き、歓楽街で大きなお金が動き、多くの人が行きかうとなればエンタメが必要ですよね。荒くれものの船員たちがお客としてやってくるクラブで演奏するのはたしかに過酷な修行になりそうです。
さらに、(世界史もクラシック音楽も疎くて遠回りしてしまいました)ドイツの音楽の都といえばミュンヘン。音楽関連の施設が多くあり、QUEENが長い期間共に活動したプロデューサー、ラインハルト・マックともミュンヘンのスタジオで出会っています(当時を振り返るインタビューを参考にしました)。

ちょっと調べてみれば私の知識不足なだけで全てつながっている話でした。ドイツ国内には英米へのカウンター的な若者のエネルギーがあり、音楽のさかんな都市があり、他の国とのハブとなる大きな港町があった。若い才能あるミュージシャンたちがそれを活かしてどんどん力をつけていったという話なんですね。それぞれのミュージシャンやDJが国境を越えてポジティブな流れを作っていったのもすごいなと思います。解釈が間違っている部分もあるかもしれませんが、引き続きこれについては自由研究を続けてまた記録していく予定です。

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