いよいよ、キーボーディストでセッションミュージシャンとして数多くの作品に参加したニッキー・ホプキンスのドキュメンタリー映画「セッション・マン」が公開となります。The Beatles、The Whoとも深くかかわっている方なので、公開を知ってから楽しみに待っていました。
今日、改めてブログで取り上げたいのはまた別のセッションミュージシャンであるフィル・チェンについて。先日のThe Whoに関する投稿でも写真を掲載したのですが、知る人ぞ知るベーシストです。彼は中国系にルーツを持ちジャマイカ出身、お顔を拝見すると日本人にはとても近しいものを感じます。彼が協力したミュージシャンはニッキー同様多種多様。一例を挙げるだけでもロッド・スチュワート、ジェフ・ベックグループ、そしてブライアン・メイのスターフリートプロジェクト、ピート・タウンゼント、と多くのミュージシャンに支持されていたということです。(参考:英語版Wikipedia)
演奏はとにかくパワフル、かつ演奏が好きだというハッピーさが伝わる笑顔が印象的。しかし前の記事を作っていた時に情報収集していて気になったのは情報の少なさです。私はたまたま、彼の名前はジョン・ディーコンのムック本1でお見かけしていて、かつブログの記事にThe Whoと QUEENの写真を載せたくて検索していて、フィル・チェンと関わりがあったことをやっと認識しました。
しかし、これだけ多くの作品に参加しているのに彼の名前に辿り着ける人がどれくらいいるだろうか?と思いました。ジェフ・ベックもロッド・スチュワートも、動画をチェックしたのですが小柄な彼が画面に映る瞬間は少なく感じましたし、ネット検索して得られる情報も非常に少ないです。彼が2021年に亡くなった時のニュースがこちら(リンク:Bass Magazine)のように少し検索結果に出てきますが、それ以外は個人で音楽好きな方のブログがほとんどではないでしょうか?
- 「シンコー・ミュージック・ムック MUSIC LIFE 特集 ジョン・ディーコン/QUEEN」p.170にフィル・チェンの写真とともに掲載。影響を受けたミュージシャンとして名前を挙げたことがあるとの記述あり ↩︎
音楽映画はブームと言われるほど近年多く制作されていますが、「セッション・マン」がフィル・チェンのような他のミュージシャンにもスポットが当たるきっかけとなればなと思います。有識者や関連ミュージシャンによるインタビューなどがきちんとした資料になって、私のような初心者がもっと音楽を好きになるようなガイドとなってくれるのを願います!
今回の投稿も、もっと資料を集めてからにしようか迷ったのですが映画公開の前にまずはこの考えだけでも誰かに届け~ということで見切り発車しています。後日、また修正加筆予定です。