昨日8月23日は、The Whoのドラマーキース・ムーンのお誕生日でした。彼がもし生きていたら78歳になるそうです。ロジャー・ダルトリー、ピート・タウンゼントも含め同世代のミュージシャンでまだまだ活躍している方をメディアで目にすると、ついもしもを想像せずにはいられません。

その破天荒さとプレイの破壊力で、歴史に名を遺す名ドラマーといえば必ず名前が挙がる人物。一方で、センシティブな一面もあったようで先日観た「ワイト島」では意外にもキースがステージの前に緊張で体調を崩していたとピートが語っていました。それを観客には一切感じさせないような人だったのでしょうか。プレイ中のスティック投げパフォーマンスなど、とにかくサービス精神旺盛な印象です。

キースといえばピート作の「Bell Boy」をライブで歌う姿が印象的です。The Who内で彼の作った曲は多くないようですが私個人的には初期の作品「I need you」が「破壊王」のイメージと違って切なく印象的でした。

まるでアイドル!!な姿からファニーな変装まで変幻自在な彼。笑顔か変顔のパッと明るい印象だけを作品の中に残しています。彼をこの目で観るという経験はもうできませんが、彼の教えを受けたというザック・スターキーと共に演奏するThe Whoの姿、絶対に観る機会が巡ってきますように。

これ1本にThe Whoのエッセンスがぎゅっとつまっているなぁと思う映像
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